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【プレスリリース】書店在庫のGoogleマップ自動表示! STORECASTを利用した書店の顧客体験向上のための実証実験を開始

2023.11.01

株式会社有隣堂(代表取締役社長 松信 健太郎)、株式会社Pathee(代表取締役社長 寺田 真介)は、Googleマップを通じて実店舗の情報をお客様に届け、購入したい書籍を簡単に探せる世界を目指し、2023年9月より実証実験を開始しました。
 
〈実施背景〉
有隣堂は1909年の創業時から現在まで、書籍・文具などを扱う「書店」の運営を続ける会社です。
「Google マップの店舗情報」「書籍の在庫データ」、別々のシステムで管理している双方の情報を連携させ、書籍を検索したお客様の位置情報(※1)を元に「検索した書籍の在庫を保有する店舗」を提示できるツールとしてSTORECASTに注目。
有隣堂とPatheeの協力により、この実証実験に至りました。
※1 Google による自動取得
 
〈提供価値〉
購入したい書籍があるとき、通販サイトの取扱商品はGoogle検索ですぐに見つけることができますが、一方でその書籍は職場や自宅近くの書店にも在庫があり、店頭で手に取ることができるにも関わらず、消費者にとって発見することが困難でした。
 
有隣堂はこの課題に対して、店舗在庫を検索するサイトを公開するなどして対応してきましたが、より多くの消費者が使うGoolge検索やGoogle マップ上で、店頭にある書籍を発見してもらう可能性に着目しました。
PatheeはSTORECASTを通じて、小売事業者の実店舗の在庫情報を、Google 上へと表示するための仕組みを提供してきた実績があります。
この両社の協力により、多くの消費者に店頭商品の発見を促し、書店に足を運んでもらうための取り組み価値を検証して参ります。
 
〈実証実験の概要〉
実施期間: 2023年9月~2023年12月
対象: 有隣堂各店(一部店舗およびSTORY STORY各店を除く)、誠品生活日本橋
利用サービス: STORECAST(Pathee社)、Googleマップ
 
〈株式会社 有隣堂 より〉
有隣堂は2013年に書籍の店頭在庫(雑誌を除く)を検索できるお客様向けサイト「有隣堂 在庫検索」を公開、2016年頃よりGoogle マップの店舗情報管理を始めるなど、お探しの書籍・行きたい書店へお客様が手軽にたどり着けるよう、顧客体験向上のためのWeb施策を続けてまいりました。
リアル書店の店頭と「Webの検索」をより密接につなぐ方法の一つとして、この実証実験に期待しています。
 
〈株式会社 Pathee より〉
Patheeは「欲しいモノをいつ・どこで・どのように購入するかというプロセスを、ストレスなくインターネットで探せる未来」を作るべく、サービス開発に努めて参りました。
本実証実験により書店に立ち寄るきっかけ作りとなり、探したい本をストレスなく探せる未来に近づけることを期待しております。
 
〈小売チェーン向けデジタル販促プラットフォーム「STORECAST」とは〉
Google マップやGoogle ショッピングなどの運用を半自動化し、店舗情報や店頭商品情報を発信することで販促を支援するプラットフォームです。
Google ビジネス プロフィールやGoogle マーチャントセンターはGoogle により無料で提供されている店舗情報・商品情報の管理機能ですが、1店舗ずつ提供される機能となっております。そのため、多店舗展開しているチェーンストアの場合、管理に大きな工数を要してしまいます。
また、自社だけではなく、ユーザーやGoogle によっても情報編集の提案が可能なため、正確な情報を維持するためには、定期的な監視も必要になります。
このようなGoogle マップの運用上の課題に対して、全店舗の情報を統合管理し業務効率を向上させ、集客につなげるための機能および支援サービスを「STORECAST」で提供しています。
 
■ 詳しくは下記のプレスリリースをご覧ください
プレスリリース全文(PDF)
書店在庫のGoogleマップ自動表示! STORECASTを利用した書店の顧客体験向上のための実証実験を開始