- 武者小路実篤の揮毫による屋号の扁額
- 大正5、6年ごろの有隣堂
- 創業時代の有隣堂
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明治42年(1909)「横浜開港五十年祭」が全市を挙げて盛大に催されました。この年の12月13日、横浜・伊勢佐木町1丁目に「第四有隣堂」が誕生しました。創業者は松信大助。間口2間、奥行き3間の小さな書店でした。
大正9年(1920)には「株式会社有隣堂」に組織を改め、店舗を拡張しましたが、同12年(1923)9月の関東大震災によって店舗は倒壊・焼失しました。
- 野毛営業所
- 竣工した有隣堂ビルの店内
- ギャラリーでの催事風景
- 戦後復興期
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昭和20年(1945)5月29日の横浜大空襲によって、震災後に復興した店舗は全焼、さらに敗戦にともない、店舗敷地が占領軍によって接収されました。当時、横浜市の中心部のほぼ全域が接収されたため、当社は中区野毛町の営業所で仮営業を強いられました。
接収はおよそ10年という長期にわたりましたが、昭和31年(1956)2月、伊勢佐木町通りに現在の有隣堂ビルを完成させました。地下1階、地上4階、大理石を貼り、エレベータを備えた国内初の本格的専門店ビルでした。ビルの4階にはギャラリーを設けてさまざまな催事を開催し、文化や娯楽を渇望する戦後の横浜市民・神奈川県民の要望に応えました。
- 開業当時の横浜駅西口店
- オープンを知らせるポスター
(川崎さいかや店) - 有隣堂外商センター
- 高度成長期~拡大の歩み
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東京オリンピックが開催された昭和39年(1964)、交通の要衝である横浜駅西口にダイヤモンド地下街がオープン。当社は地下街に横浜駅西口店を出店、続いて藤沢、厚木にも進出して「横浜の有隣堂」から「神奈川の有隣堂」へと県下の販売網を拡張していく拠点としました。
また、中区福富町に外商センターを開設し、本格的な外商活動を開始しました。同センターには事務所や倉庫のほか、屋内駐車場を付設し、OA機器や楽器販売の拠点としました。
- 営業本部ビル
- 個性的なファサードのある店
- 100周年記念出版
- 営業拠点の新設と東京圏への進出
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平成元年(1989)12月には創業80年を迎え、その記念事業の一つとして新たに営業拠点の建設を計画し、同3年に地下1階、地上6階、本社機能を併せ持つ東戸塚営業本部ビルを完成させました。
また、店舗、外商部門ともに東京圏への本格的な進出を図り、インターネット販売、新規事業の開拓など、創業以来の文化・教育に関する商品を核にしながらも、総合小売業として多様な事業を展開しています。
- たまプラーザテラス店
- 30年以上続く「夏休みはかせセミナー」
- 10色のオリジナル「文庫カラーカバー」
- 21世紀目へ歩みだした有隣堂
- 有隣堂は2023年現在、神奈川・東京・千葉・兵庫の4都県に42店の店舗網をもっています。今後、新時代に対応した店づくりを積極的に進めると同時に、情報化が進む現代にあって、変化が著しいオフィスや学校、職場をもサポートする会社として、皆様のお役に立つことができるよう成長していきたいと思っています。