長らく版元品切になっていた名作ミステリ『マーチ博士の四人の息子』(ハヤカワ文庫)が復刊されました。
限定販売のため、購入できる書店は有隣堂(一部店舗を除く)だけ!
要チェックの1冊です。
『マーチ博士の四人の息子』
ブリジット・オベ-ル:著 堀茂樹・藤本優子:訳
ハヤカワ・ミステリ文庫 HM213-1/早川書房:刊
1997/02 発売 (325ページ)
価格: 924円(税込)
※横浜駅西口コミック王国・戸塚駅地下売店では取扱いたしません。
担当者が語る
『マーチ博士の四人の息子』ここがおすすめ!
ある日、殺人日記を見つけてしまったメイドのジニー。しかも犯人は4人の息子の中にいる……。
物語は主人公のメイドと犯人、2人の日記を通して綴られていきます。
様々な伏線と息詰まる2人のかけひきは秀逸!
果たして犯人は誰なのか。
2人の日記を別々の訳者が担当しているので、リアリティも抜群。
また登場人物が少ないので、「海外小説は名前が覚えられない」という方にもお勧め。
読後は「若草物語」を連想させるタイトルや和田誠さんの表紙イラストに、思わず唸らされる事請け合いです。
今回の限定復刊にあたり久々にこの本を手にした時、初読当時の様々な記憶が一気に甦りました。
この機会にぜひご一読頂き、記憶に残る1冊にして頂けたら幸いです。
(有隣堂 倉田)
あわせてどうぞ!
『悪童日記』
アゴタ・クリストフ:著 堀茂樹:訳/ハヤカワepi文庫 早川書房:刊
2001/05 発売 (301ページ)
価格: 726円(税込)