青山美智子×田中達也『遊園地ぐるぐるめ』ポプラ社 に寄せて

場所

STORY STORY YOKOHAMA


「(中略)…世の中には『ぐるぐるめ』というほんのわずかな空間があるんですって。

イメージの世界とリアルな世界の狭間にあって、どちらにも行き来できる素敵なスポット」

そうか、私はずっとSTORY STORY YOKOHAMAという店を『ぐるぐるめ』にしたかったのかもしれない。

忙しい日常の悩みをひととき忘れて、イマジネーションの中で遊びながら、楽しく明るい気持ちになれるような、遊園地みたいな店。そこから明日の新しいSTORYを創造できる場所を。

そうするとさながら店長の私自身はピエロだ。

大道芸のようなことはできないけれど、ほんのちょっと魔法(本や雑貨やイベントでお客さんを驚かせたり、笑顔にしたり)が使えるピエロ。

「大丈夫よ。私たちとお客さん、ひとりひとりと一緒に世界を創っていくのよ」

世界にひとつだけの特別な場所。毎日、毎日、違うひとたちが来て、売り場をぐるぐる回りながら違うSTORYを見つけて持ち帰る店。

だからこれからは「ストヨコ(当店の愛称)って、どんな店?」と尋ねられたら
「遊園地…ですかね」と満面の笑顔で答えよう。

「イラッシャイマセ! イッショニ イッパイ ワラッテ タノシモウ。」

STORY STORY YOKOHAMA 
名智理

2025-03-07 | Posted in ヨコハマ, 本と雑貨

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