愛とユーモアの言葉100選
6月19日『昭和が愛した言葉たち』発売
時代を超えて響く、昭和の言葉が持つコミュニケーションの力
プレスリリース内容
株式会社有隣堂(本社:神奈川県横浜市、代表取締役 社長執行役員:松信 健太郎)は、6月19日に最新刊『昭和が愛した言葉たち』を発売いたします。本書は、昭和末期のバブル時代に雑誌編集者として活躍した著者・栗山圭介氏が、戦後日本の流行語や日常語の中から、現代のコミュニケーションにも応用可能な、懐かしくも新鮮な100の言葉を厳選して紹介。昭和特有のユーモアや温かさを再発見できる、世代を問わず楽しめる一冊です。
- 書名:『昭和が愛した言葉たち』
- 著者:栗山 圭介
- 出版社:有隣堂
- 定価:2,420円(税込)
- 体裁:B6版・本文344頁
- ISBN:978-4-89660-259-3
- 発売日:2025年6月19日(木)
- 取り扱い:有隣堂各店(一部店舗除く)、全国の書店
- 内容:
近年、SNSを中心としたデジタルコミュニケーションが主流となる中、人と人とのリアルな対話に抵抗を感じる若い世代も増えています。昭和の時代には「ドロンする」や「ヨッコイショウイチ」といった独特な語感やユーモアあふれる言葉が、気軽な会話を生み出す潤滑油のような役割を果たしていました。本書では、言葉の意味や背景に加え、当時の社会風俗や使われ方を解説。現代の言い換えや使い方のヒントも収録し、単なる懐古にとどまらない、言葉を楽しむための一冊となっています。
刊行の背景
「昭和レトロ」への関心が高まる近年、SNSでは「#昭和レトロ」や「#純喫茶巡り」などのハッシュタグが人気を博し、昭和文化への再評価が進んでいます。音楽、デザイン、ファッションに続き、「言葉」もまた、現代に響く価値を持つ文化資産として再注目されています。昭和の「死語」が令和の時代の会話のきっかけとなる今、本書ではそうした言葉に宿る“ユーモアや温かさ”に着目。言葉に込められた人間関係や感情を丁寧に掘り下げながら、2025年の「昭和100年」にちなみ、「100の言葉」を厳選して紹介します。
本書の特徴
単なる解説に留まらず、当時の時代背景や文化を鮮やかに描き出し、言葉が生まれた背景にある人々の感情や人間関係までを深掘りします。
◇【ドロン】急にいなくなる。さぼる。
◇【おセンチ】感傷的な気持ちになること。
◇【マブダチ】気のおけない友人。
…など。「解説」「具体的な用法例」に加え、現代の感覚に合わせた「現代の言い換え」も掲載。「昭和の言葉」を新しい目線で再解釈し、「死語」とされている言葉たちの可能性を提案します。昭和を知る世代にはノスタルジーを、Z世代には新鮮な発見をもたらします。
目次
「100語」を性質別に分類して紹介しています。
- Door A アクション
- Door C キャラクター
- Door E エモーション
- Door Ev イベント
- Door F ファッション
- Door H ヒューマン
著者紹介
栗山 圭介(くりやま けいすけ)
昭和37年(1962)岐阜県関市生まれ。国士舘大学体育学部卒業。作家、エディター、クリエイティブディレクター。2015年、『居酒屋ふじ』で作家デビュー。同作は2017年にテレビドラマ化された。他の著書に『国士舘物語』(講談社)、『フリーランスぶるーす』(講談社)、『団長とエース』(平凡社)がある。
有隣堂の出版物の紹介
https://www.yurindo.co.jp/publication/book/