企業理念

経営方針

一日三省

  1. 「有隣」の精神にもとづき、文化、教育に関する商品の販売を通じて地域社会に貢献する。
  2. 会社永遠の発展と、従業員の福祉向上のため経営の効率化に努力する。
  3. 大専門店の誇りを堅持し、最高水準の仕事を目指してたえざる研究、努力を行なう。

一日三省

  1. 可能性への挑戦の中から、私たちの生きがいがうまれる。
  2. 仕事に対するきびしさの中から、本当の和がうまれる。
  3. 謙虚な反省の中から、新しい躍進がうまれる。

社名「有隣堂」の由来

徳不孤必有隣

「徳は孤ならず、必ず隣有り」(論語里仁篇)から出ている。

その大意は、徳のある人は決して孤立することはない。いつの日か、またはどこかで、必ず理解し、共鳴する人が現れてくるものである、ということであって、信念をもって正しいと思ったことを断じて行わんとする孔子の力強い章句である。

同じ里仁篇で「利によりて行えば怨み多し」といっているように、その行為が自分の利益になるかどうかをまず先に考える、あるいは功利を一切の価値の原理とする西欧功利主義とはおよそ正反対の東洋的思想といってよいであろう。

わが社が、この言葉を企業精神として経営方針第一条の冒頭に掲げているのは、私たちが正しい経営理念をもって最大限の努力をしたならば、たとえどのような障害が現れようと、社会は必ず私たちの正しさを認め、お客さまの支持がいただける筈であり、また社内においても、心から協力しようとする同志をつくることができる、という信念を確立するためである。そして、これこそまさに商人道の原点といってよいであろう。

松信 泰輔