- 書名
- 横濱麦酒物語
- 著者
- 友清哲
- 本文
- 192頁
- 判型
- 新書
- 価格
- 1,100円(税込)
- ISBN
- 9784896602401
- 刊行
- 2023/06/01
- 電子版 刊行
- 2024/02/23
- 電子版 形式
- EPUBリフロー型
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「ビールを日本で初めて口にしたのは誰?」
「なんで日本中でこれほどビールが飲まれるようになったの?」
背景を知ればビールが何倍も旨くなる!?
古代メソポタミアで誕生したビールは開港とともに横浜に上陸し、山手の地で日本で初めて工場生産が開始された。
数多くの取材や資料を通して、昨今賑やかなクラフトビール市場をはじめ様々な蘊蓄を交えながら、明治から令和へと至る日本のビール産業史にアプローチする。
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有隣堂 出版部
担当編集者より
「初めてビールを飲んだ日本人は誰?」
「日本ではじめてビールを醸造したのは誰?」
これらの問いの答えは諸説あり、なんとも確定できないのですが、明治2年(1869)に日本ではじめて工場生産が始まったのは横浜であり、ビールを産業として大きく発展させたのはコープランドでした。
山手・天沼の地に創業したビール工場「スプリング・バレー・ブルワリー」は、現在のキリンビール横浜工場の源の一つとなっております。
格好の財源として目を付けた明治政府の後押しにより、またたくまにビールは全国へと広まっていきます。
一方、近年ビール市場にすっかり定着してきたクラフトビールの歴史が始まったのは、神奈川県厚木市のサンクトガーレンです。
酒税法改正を契機として、厚木を起点に全国へと広がったオリジナルビールの生産は、不十分なビジネスプランやコロナ禍などにより凋落の趨勢にあります。
業界大手のキリンビールが積極的に取り組みはじめたことにより、クラフトビールは現在では独自の地位を確立したように思われます。
本書では、「横浜×ビール」をお題にいろいろな角度から日本のビール産業史をわかりやすく語っていただきました。
いまだグレーな存在である「ホームブルーイング」、ペリー黒船艦隊船上での宴で飲み交わされたビールが、1世紀半の時を経て、ペリー直系の子孫と愛媛県のブルワリーによるコラボ商品が発売された「THE COMMODORE AND THE KITSUNE ~黒船来航~」ビールなどトリビアな蘊蓄も満載されております。
ぜひ、ビールのおともに読んでみてください!